ハンドソケット原料の「クロムバナジウム鋼(CR-V)」と比べて、インパクトソケットの原料であるクロムモリブデン鋼(CR-MO)には高い粘り強さ、つまり非常に強い振動吸収能力があります。従って、クロムモリブデン鋼で製作したインパクトソケットは連続的な振動が大きい環境、例えば工業用あるいは大型器具修理用に応用できます。
モリブデン(molybdenum)が添加されているため、クロムモリブデン鋼には以下の長所があります:
1. 熱処理前に加工ができる
2. 粘り強さに富んでいる
3. 鍛造や溶接がしやすいです
これもその他の業者がクロムバナジウム鋼の表面を黒くしてごまかしているのと違い、天芸がクロムモリブデン鋼を使用してインパクトソケットを製作することにこだわっている理由です。製作する職人として、天芸にはエンドユーザーに何ら安全問題がないことを確保する責任があります。
下の表はクロムモリブデン鋼の材質表です。台湾中鋼 を参考にしました。CR-MOは通常SCM440(JIS標準)あるいは4140(ANSI標準)とも呼ばれています。
中鋼が生産するクロムモリブデン鋼の品質安定性は世界でも指折りのレベルです。これもどうして台湾が世界のハンドツール輸出大国になったのかを説明する理由の1つです。従って、天芸が生産するどんなインパクトソケットも中鋼のクロムモリブデン鋼を使用することにこだわり、出所不明の安いクロムモリブデン鋼は使っていません。
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